3月8日夜の収穫2020年03月09日

昨日は快晴に恵まれるとの予報だったので、レーザーコリメーターを使って光軸調整した後、夕方早くにいつもの公園へ星見に出かけました。もちろん、望遠鏡はスカイウォッチャーDOG GOTO です。

17:00
東空に月齢14、満月の2日前の月が。


さて、明るいうちに到着して、しっかりと望遠鏡の組み立てを行いました。

  地面にブロックを置いて、その上に架台を設置

  水準器を使って水平を確認

  水平調整のために、ブロックの上に木の板を追加

  電機部品の影響の少ないところに方位磁針を置いて、「北」に合わせて設置

  望遠鏡を載せ、バッテリー接続

  レーザーコリメーターを使って光軸調整

  気温は12.7℃、湿度は47%

  鏡筒を水平に向けて、設置作業終了!

星が見えるようになり、恒星だけを使ってアライメント。さて、天体観望の開始です。

18:36 オリオン座 M42・M43 オリオン大星雲
  Gain=300、1/2秒と1秒露出の画像を Photoshop 2018 を使ってHDR処理
  (Photoshop は使い慣れていないので、いろんな調整ができてません ^^; )

18:45 おうし座 M1 かに星雲
  Gain=350、2sec。月明りの中 辛うじて写ったものをあぶり出し。

18:47 ぎょしゃ座 M37
  Gain=350、2sec。生画像。

18:54 ぎょしゃ座 M38
  同上

18:56 ぎょしゃ座 M36
  同上

19:58 ペルセウス座 M76
  Gain=400、2sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:03 カシオペヤ座 M103
  Gain=350、2sec×12をコンポジット、ヒストグラム調整

20:04 カシオペヤ座 NGC663
  Gain=350、2sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:05 カシオペヤ座 NGC559 (C-8)
  Gain=350、2sec×12をコンポジット、ヒストグラム調整

20:07 カシオペヤ座 NGC457 (C-13)
  Gain=350、2sec×12をコンポジット、ヒストグラム調整

20:11 きりん座 IC342 (C-5)
  Gain=350、4sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:17 ふたご座 NGC2392 (C-39)
  Capture Area=1920x1200(Binning=4なので、実サイズは480x300)
  Gain=350、1sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:22 かに座 M68
  Gain=350、4sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:30 月 6分割撮影したものを ICE でパノラマ合成
  Binning=4 のままで、Gain=150、1/4000sec×100枚ほどをコンポジット

ここでモノクロ設定にしたのを忘れて、そのままモノクロで撮影 (^^;

20:52 とも座 M47
  Gain=350、2sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:52 とも座 M46 と NGC2438(惑星状星雲)
  Gain=350、2sec×14をコンポジット、ヒストグラム調整
  せっかく惑星状星雲があるのに、カラーでなくて残念!

20:56 いっかくじゅう座 M50

20:59 うみへび座 M48

月明りで空が明るくなってきたので、21時で終了。

それにしても、18:45~21時までの3時間ちょいの間に18天体プラス月も観望&撮影できました。自動導入だと、まさに、次々と天体が見られます!!

スカイウォッチャー DOB、昨夜の収穫2020年02月21日

昨夜は久しぶりに星夜に恵まれたので、いつもの、岩手県北部の太平洋岸にある公園へ出かけました。スカイウォッチャー DOB 12 WiFi の初遠征で、日没後から21時頃まで操作し、いろんな天体を電視観望(&撮影)することができました。その際、DOB の課題も確認できました。

まずは収穫から。
共通データ:望遠鏡 D=300mm、fl=1500mm、(F=5)、カメラ ASI183MC、Bining=4

18:50 オリオン大星雲 (Gain=350、1sec、sec、8secを加算平均コンポジット)

19:20 おうし座かに星雲 (Gain=350、4sec×15フレーム)
  Live Stack の画像保存。
  天頂に近いのでフレームが回転し、斜めになっているのが分る。

19:28 ふたご座M35 (Gain=400、15sec)
  fl=1500mmだと、星がたくさんあるだけの つまらない画像になった。

19:40 ふたご座NGC2392 (Gain=400、8sec×5フレーム)
  エスキモー星雲とのことだが、もっと拡大しないと模様が見えないみたい。

19:45 いっかくじゅう座 NGC2244 (Gain=400、15sec)
  バラ星雲の中央にある散開星団。左側がうっすら赤い。PNG 1枚モノ。

19:50 いっかくじゅう座 NGC2261 (Gain=350、15sec)
  ハッブルの変光星雲

20:00 やまねこ座 NGC2419 (Gain=400、15sec) 
 ※初
  ふたご座頭に近い、やまねこ座の球状星団(C-25)
  星が密集しているので、ガイドがズレると星団の星が消えてしまう。

20:05 かに座 M67 (Gain=400、8sec×5フレーム)
  かに座のこぢんまりした かわいい散開星団だけど、拡大するとイマイチ

20:08 かに座 NGC2775 (Gain=450、8sec×8フレーム) 
 ※初
  うみへび座の頭に近い銀河(C-48) 右側(下側)に謎の光が入り込んでいる

20:18 おおぐま座 M81 (Gain=400、8sec×4、15sec×6、コンポジット)

20:24 おおぐま座M82 (Gain=400、8sec×9)

これまでの fl=800mm反射望遠鏡でも隣り合わせがギリギリでしたが、fl=1500mm となると、銀河それぞれになってしまいます。位置関係を Guide の星図に重ねてみました。


20:40 きりん座 NGC2403 (Gain=400、15sec)
 ※初
  おおぐま座の顔の近くにある きりん座の銀河(C-7)

20:50 おおぐま座 M108 (Gain=400、15sec×5)
  PC画面で、銀河の複雑な模様が見られるとうれしい!

20:59 おおぐま座 M97 (Gain=350、15sec×5)

おおぐま座での電視観望で、薄雲があるワケでも無い(たぶん)のに、画面がやけに明るくなってきた。

  M108 と M97 のオリジナル画像

CMOSカメラに何か異常でも? 時計も21時を回ったので、終了することに。

さて、このようにスカイウォッチャー DOB GOTO の自動導入機能を使うことで、それぞれの天体を5~10分で次々と導入し、観望&撮影することができ、2時間少しの間に14個もの天体を、しかも3個は初の天体を見ることができました。自動導入、スゴイ!

と書きつつも、実は問題がありました。

1つは、自動導入の精度がすこぶる悪い、ということです。

アライメントは「1スターアライメント」でした。対象星は金星とシリウス。その状態で天体を導入させると、ファインダーの中央から視野半径の半分ほどズレた位置になってしまいます。そのほとんどが横方向? スカイウォッチャーの導入精度はこんなに悪いのでしょうか?
昔、ミードのETX-90 (fl=1250mm)を使った時は、導入精度はフツーに良く、20mmアイピース(60倍ほど)でガイドツアー機能を使ってどんどん天体を見ることができました。
しかし、スカイウォッチャーの精度では、20mmアイピース(75倍)で、視野の2~3倍ほどズレた位置になってしまい、今回は見知った天体しか見ることができませんでした。

2つめは、WiFi 電波が出ていないこと。

スカイウォッチャー DOB GOTO WiFi は、その名の通り、WiFi 電波を飛ばして、専用アプリを入れたスマホで操作や天体導入ができます。自宅でこの機能を試したときは、アプリの使い勝手に問題がありました(これについては後日)、WiFi 接続で望遠鏡の操作や天体導入ができました。ところが、この晩は、WiFi 電波がそもそも出ていません! スマホの「WiFi アナライザ」という、電波状況を確認できるアプリで確認しても、電波が全く出ていません。早速 壊れた? それとも、気温が低いと出ない? 確かにこの夜の使用環境は氷点前後の気温。

この2つの問題については、購入した代理店に問い合わせをし、返答待ちです。

スカイウォッチャーDOB お出かけ2020年02月20日

今日は久々に晴れるということで、いつもの海岸近くの公園へ出動。今回は20cm赤道儀ではなく、新しいガジェットのスカイウォッチャーDOBの出番。

車に入るか心配でしたが、ギリギリ入りました! 後部座席を倒し、まずは赤道儀を横置き。本体をそのまま入れるのではなく、鏡筒を段ボールに入れる際に使われたクッションを使用。そしてその後ろに架台。まるで測ったかのようにピッタリ収まりました。


  鏡筒を、座席を倒した後部座席の上に横置き。梱包時に使われたクッションを使用。

  後部ドアから三脚を入れる。高さはギリギリOK。
  これがもし14インチ望遠鏡だったら、車に収まらなかったと思う。

望遠鏡セットを車に収めると、他に積めるのは助手席に置ける程度のもの。結構ギューギューです。

架台をキチンと水平に設置。
方位磁針で真北に向けようとしたところ、架台円盤の上では電子機器の影響を受けるのか方位磁針の向きが変わってしまいます。そのため、架台側板の上に方位磁針を置いて、北向きに設置。
そうしてアライメントを実行。スマホのGPSアプリで経度・緯度・標高を入力。日時もスマホで入力。
スマホって便利だけど、こうなると必需品だなぁ~。



18時頃にいったん雲に覆われたものの、その後はほぼ快晴に恵まれました。



この夜は、初めてのドブソニアンの本格的な使用。たくさんの天体を見ることができましたが、望遠鏡のいくつかの問題点が見つかりました。詳しくは追って。

ライブスタック撮影 その32019年11月22日

今夜は一晩中晴れるとのことで出動! 
しかし、いつも行く八甲田山方面へ近づくと、西から雲が広がってきた。GPV予報でも八甲田山周りには雲が広がる夜になるとのことだった。今夜はいつもの八甲田山方面にある駐車場はダメかもしれない。

ということで、出発してからスマホで別の新しい観測地を探すことに。
あちらこちらへ行った記憶と、Googlemapの航空写真からそこそこの(?)場所が見つかったので行ってみた。
   GoogleMapから。左は野辺地町。

その集落へ行ってみると、街灯りは少ないけど、機材を広げて迷惑にならないような場所が少ない。一つ見つけた場所は、廃校になった小学校跡を使った地域の集会所。アスファルト部は道路に近く、車がハイビームで通ると視界に入る。また集会所の建物方向に街灯もあって、それほど良い場所とはいえない。でも、今日はここでガマンするとしよう。通る車のヘッドライトや街灯の灯りが車で遮れる方に望遠鏡を設置。

しばらくは空を雲が覆っていた。期待を込めて待機していると、徐々に星空が広がってきた。

  18:40

  19:10

  19:30

まずは、こと座リング星雲。19:40、Gain=400、4sec。

しかしこの後、また雲が広がってきた。

21:50。おうし座M1=カニ星雲。Gain=400、15sec。

次は22:30頃に、オリオン座大星雲。
Gain=350で、1/4sec ・ 1sec ・ 4sec の露出で撮り、ステライメージでコンポジット処理。

22:40、ふたご座M35散開星団。Gain=400、15sec。

22:50、オリオン座M78散光星雲。Gain=350、15sec。

いよいよ初挑戦の、バラ星雲。23:00。
まずは、Caldwell 50 = Hershell VII 2 = NGC 2244 散開星団。Gain=350、8sec。

続いて星雲部。23:10、Caldwell 49 = NGC 2238。Gain=350、30sec。
何やら、ぼんやりと赤い星雲が見えている。30sec露出でこの程度か!?
これをステライメージでヒストグラム調整&色彩補正。


この辺りでイイ時刻になったので、撤収。
カーナビに自宅までのルートをセットして走らせると、こりゃまた ずいぶんと山道! ココはもう使えないな。

ライブスタック撮影 その22019年11月21日

今夜は、Windyでは曇りでしたが、GPVでは21時頃まで晴れるとのこと。実際、晴れそうなので、出動!
運転中の正面には接近した木星と金星が仲良く並んでました。


いつもの駐車場に着くと、あらら、雪解け水で泥だらけ。これじゃ、膝をついての極軸調整や天体導入ができません。バッテリーも地面に置けず。これからの時期は、こういうコトにも対策が必要です。今日のところは、望遠鏡を車の近くに設置し、バッテリーは車の中に置いて操作することに。

現地では雲がなかなか消えず、雲の切れ間を使っての天体観望。北極星がほとんど見えなかったので、チラと見えた時にだいたい向けただけ。なのでガイドが良くないです。



それにしても、空が明るい! そういえば、冬の空はこんなだった! これからの時期の天体観望には、光害カットフィルターが必要だなぁ~(+_+;

たて座M11 散開星団  ステライメージでヒストグラム調整(以下 同じ)
 Gain=450
 Exposure=2 sec

たて座M26 散開星団
 Gain=450
 Exposure=2 sec

こぎつね座M27 惑星状星雲(あれい状星雲)
 Gain=450
 Exposure=4 sec

みずがめ座M72 球状星団
 Gain=350
 Exposure=15 sec

M72 中央部拡大。ゲインを下げ、露出時間を長くして、詳細が見られるように撮影。

こぎつね座 C-37 = NGC6885 散開星団
 Gain=350
 Exposure=15 sec

みずがめ座 C-63 = NGC7293 惑星状星雲(らせん星雲)
 Gain=450
 Exposure=15 sec

おうし座 M1 惑星状星雲(かに星雲)
 Gain=400
 Exposure=15 sec
東から昇ったばかりで街灯りがあったため、短時間露出し、画像処理で像をあぶり出した。

さんかく座 M33 銀河
 Gain=450
 Exposure=1 sec
街灯りと薄雲のため、長時間露出をかけられなかった。ステライメージであぶりだしたのが下。

オリオン座 M42・43 オリオン大星雲
 Gain=350
 Exposure=2 sec
街灯りの中。星雲が明るいので、短時間でもよく写る。

ふたご座M35 散開星団 with NGC2158(右下)
 Gain=400
 Exposure=8 sec
この画角だと、M35を中央にすると NGC2158が中途半端な位置になるので、あえてずらした。

18時から観望&撮影を始めて、21時終了。
天体を導入し、ライブスタックで画像を見やすくし、FITS保存、PNG保存。短時間でも次々といろんな天体が見られて おもしろい。あとは良い天気に恵まれることを願って。

ASI183MCでライブスタック撮影2019年11月17日

天気予報では曇りでしたが、午後から快晴になったので、入手した ASI183MC を使った天体観望&撮影に出動! 
月が昇るのは何時かな? え? 20時!? まだ そんなに早いんだ! 冬至が近いからなぁ。

先日、KYOEI TOKYO で教わった、SharpCap のライブスタック機能で得た画像をそのまま保存する機能を使ってみることに。といっても、ライブスタック機能の使い方をまだよく分っていません。

西の天体から。

まずは、こと座M57。
  ASI183MC の写野(Guide9)

Binning=4
Capture Area=5496x3672  (受像素子全体)
Gain=448            (Gainはほぼ最大)
Exposure=1sec

こと座の球状星団、M56。
Binning=4
Capture Area=5496x3672
Gain=448
Exposure=4sec

ペガスス座球状星団、M15。
Binning=4
Capture Area=5496x3672
Gain=448
Exposure=4sec

明るい球状星団は、露出を長くしないと周辺まで写らないけど、中心部がつぶれてしまう。これは後に、Gainを下げるとラチチュードが上がって、明るいとことから暗いところまで写るらしいと知った。

ペガスス座銀河、Caldwell 44 = NGC7479。
Binning=4
Capture Area=5496x3672
Gain=450
Exposure=8sec

銀河が小さいので、撮影範囲を狭くした。
Binning=4
Capture Area=1920x1200
Gain=450
Exposure=8sec

ペガスス座銀河 Caldwell 43 = NGC7814。暗いので 15秒露出。
Binning=4
Capture Area=5496x3672
Gain=450
Exposure=15

撮影範囲を狭くして、8秒露出。

みずがめ座球状星団、M2。
Binning=4
Capture Area=5496x3672
Gain=450
Exposure=8

ここまで初めての天体も導入・観望・撮影したところ、薄雲が広がり、また月もそろそろ昇るので、撤収。短時間にしては、大漁、大漁!

ASI183MC 試写はじめ2019年11月12日

今夜は満月。空がとても明るいです。なので遠出はしないで、自宅で新しいガジェット ASI183MC の試写。

昨日は屈折望遠鏡に付けて撮影。ドローチューブが長いので、ピント合わせはOKでした。
今日は反射望遠鏡 R200ss の接眼部に取り付けてみました。まずは、ASI183MC のボディに付いている M42 リングを直焦点撮影状態に。しかし案の定、ピントが合いません(+_+;


次は、アイピースサイズ 1.25インチスリーブアダプターを付けて、アイピースのようにして取り付け。



しかし、やはりこれもピントが合いません(+_+; しかも ASI183MC にはCマウントの取り付け口が無いので、ASI290MC のようにCマウント・カメラマウント変換アダプターが使えません!

そんな中、幸い持っていた、何かのパーツだった、短いアイピースアダプターを望遠鏡に付け、そこに ASI183MC を付けたところ、コレでピントが合いました \(^o^)/



ピント合わせは今夜の満月で行いました。そのついでに撮影。フルサイズ(2000万画素)でカラーで撮ると、1枚の保存サイズが JPG で4Mバイト、PNG で 30Mバイトもしてしまいます。なので今回は、試写なので、さらにサイズの小さいモノクロで撮影。JPG で1.5Mで済みました。

  1200ピクセルにリサイズ & 左右をトリミング

これまで ASI290MC では暗い天体は AVI 動画で数百フレーム撮影し、それを帰宅後にコンポジット&画像処理してましたが、先日の KYOEI TOKYO で、SharpCap では LiveStack した画像をそのまま保存することができると聞き、ソレを使ってみることにしました。となると、保存ファイルの種類は PNG がイイのか、TIFF がイイのか、FITS がイイのか、いろいろ試してみました。

まず月を同じ設定で撮ると、JPG は1.5Mバイト、FITS だと 20Mバイトになりました。それだけ情報量があるということなんでしょうか。

他の試写天体として、何度も撮ったM57を撮ってみました。
その際に気づいたのですが、ASI183MC でゲインの最大が 450 でした。ASI290MC では 600 まで上げられたので、コレは弱いです。その代りというか、ビニングが 4 まであります。ASI290MC では 2 まででした。ASI183MC は画素数が多いので、ビニングも多くできるワケですな。


さて、M57の撮り比べ。

 Binning=1
 Capture Area=5496x3672
 Gain=450
 Exposure=8
最高ゲインが低いとはいえ、8秒露出では月明りで背景が明るくなってしまいました。

同じ設定で4秒露出。元画像の中央部1/2サイズをトリミング

次に、ビニングを 2 に設定し、露出時間を1秒に。中央部1/2トリミング。
 Binning=2
 Capture Area=5496x3672
 Gain=450
 Exposure=1

ここでPC画面の表示に注目! ASI290MC の時は、画面表示の Zoom を [Auto] にしておいても効いてくれず、自分で倍率を変えていました。例えばビニングを 2 にしたら、Zoom は 125% という具合に。これが、ASI183MC では、Auto にしておくとビニング値を変えてもPC画面にはフル表示のままです。これが正常だよなぁ~

なお、ビニングを変えると、保存される画像サイズが次のようになります。
 Binning=2 : 2744×1836 ピクセル
 Binning=3 : 2744×1836
 Binning=4 : 1368× 918

ビニングを 3 にし、1秒露出。元画像の中央部1/2サイズをトリミング。
どうも、ビニング 1 に対して、2 と 3 は感度が上がらないようです。

ビニング 4 で、1秒露出。元画像の中央部1/2サイズをトリミング。
いきなり明るく写りました。

次に、ビニング=1、1秒露出でライブスタックしたものを保存したもの。

上の画像の中央部1/2サイズをトリミングしたもの。

上の画像を、ステライメージで調整したもの。
  (クリックで 1200x800 に拡大)

ライブスタックでの画像保存時には、16bit、32bit、調整付きなどを指定します。これらの詳細は、まだ勉強してません。今回 32bit を選んだら、59枚スタック(=59秒露出)で保存してくれました。


当然スタックした画像なので1枚モノ。そのまますぐに使えます。
保存情報はファイル名に付けられます。
  Stack_32bits_59frames_59s.fits
という具合に。

さ~て、SharpCapのライブスタック機能の勉強をしないとっ!

惑星カメラ ASI183MC を購入2019年11月10日

先日久しぶりに東京へ出かけました。せっかくの機会なので、KYOEI TOKYO を訪ねて、電視観望についていろいろ話を聞きたいと、ちゃっかり予約を入れておいて。

やはり惑星カメラの販売店、特に「電視観望」を始めた方から話しを聞くと、マニュアルには書かれてないような話も出てとても興味深く、また勉強になりました。特に、ZWO の ASI シリーズのカメラ名に付く数字が、使っている SONY のCMOSセンサーの型番だったことは意外であり、納得でした。

また、センサーの種類や特徴の話は、まさに販売店でなければ聴けない、とても興味深かったです。惑星撮影に ASI290MC や ASI290MM が使われる理由もよく分りました。つまりは、惑星サイズを "撮る" のに適したセンサーサイズだから、ということでした。

一方、電視観望では、やはり視野は広い方がイイ。これは実際に ASI290MC で電視観望して実感しているところ。各カメラのセンサーサイズを図の一覧で見ると、その大きさ/小ささがよく分ります。そしてそれぞれの特徴、得意/不得意の説明を聞き、「やはり電視観望にはセンサーサイズの大きいノがイイなぁ」と思った次第でした。

だから、ということでも無いのですが、センサーの大きい ASI183MC を購入しました。(実は、もし店頭に現物があれば、ドブソ望遠鏡を買うつもりだった。)

CMOSセンサーの特徴の分け方に、ピクセルサイズがあるといいます。境い目は”3μm”。

ピクセルサイズが大きいとセンサーの感度が高くなり、暗い天体撮影に向いています。冷却タイプのピクセルサイズは3μmより大きいです。
一方、惑星撮影用には、センサーサイズは小さくて済み、また対象が明るいので、感度より詳しく撮影できるようピクセルサイズを小さくしています。ASI290MC のピクセルサイズは 2.9μmです。
こうしたいろいろな説明を聞き、ピクセルサイズが小さく、センサーの大きい ASI183MC を購入した次第です。

  ASI183MC 外観(横から) と、フィルター取付け用リング

  ASI183MC 外観(上から)

  ASI290MC と ASI183MC の比較 (クリックで拡大)

そして今夜は快晴に恵まれました。新しいガジェットのファーストライトに最適です。もっとも月齢13の明るい月がいます。

  ASI290MC を D=80mm・Fl=910mmの屈折望遠鏡につけて撮影

  ASI183MC を D=80mm・Fl=910mmの屈折望遠鏡につけて撮影

この視野の差は大きいです!

もっとも ASI183MC の解像度は5496×3672、つまり 2000万画素! 大きすぎて、カメラの向きを変えると、PC画面のリフレッシュが追いつかず、像がゆがんでしまいます。そのため、このサイズで使う時は動画は不向きで、静止画に限られます。

だからといって、動画に使えないワケではありません。使う画素数を小さくクリップすればイイのです。ピクセルサイズは ASI290MC と同じ 2.9μmです。まさに「大は小を兼ねる」というワケです。

さて、次に星夜になるのはいつだろう!

今夜の収穫2019年09月04日

今夜は、GPVでもWindyでも曇りの予報だったが、イイ天気に。でも飛行機雲が長いので、やはり曇るようだ。でも晴れたので、一応出陣。ただ、近場へ。


出発の際、何か忘れ物をした気がしてしょうがない。必要な機材はまとめているので、全部車に積んだハズ。でも何か忘れて家へ戻るような気がしてしょうがない。こんな気持ちになるときは、出かけても家に戻る羽目になるケースが多い。

現地に着いて望遠鏡を組み立て、コントローターの電源を入れたら・・・ 入らない! バッテリーへの接続ケーブルが切れていた! 応急処置で直らなかったので、結局いったん帰宅した。もちろん機材を車に戻して。予感的中です。うれしくないケド。

再び現地に戻って望遠鏡を組み直して天体鑑賞&撮影。薄雲で透明度が良くない。あと、やはり湿気がスゴイ。

  惑星カメラに対角魚眼レンズを付けて撮影。
  空全体に薄雲がかかっている。中央やや右が夏の大三角。

今夜の収穫。
おおぐま座銀河 M101、暗い。
 Binning=2
 Gain=450
 Exposure=4sec
 jpegファイルを60枚コンポジット
  極軸がちゃんと合ってなかったため、南北にズレた

  カラーバランスとヒストグラムを調整

りゅう座の銀河 M102、初めて導入。横を向いた銀河を自分の望遠鏡で初めて見た。
 Gain=450
 Exposure=1sec
 avi 100フレームをコンポジット

ヘルクレス座 M13、一応撮った。
薄雲がかかってるので、背景でカラーバランスを調整すると星の色が消えた。
 Gain=450
 Exposure=1sec
 avi 100フレームをコンポジット

いつも撮影に使っている20cm反射の他に、天体導入に使っている D=50mm、Fl=420mm屈折望遠鏡でもM13を撮ってみた。
 Gain=450
 Exposure=1sec

当然ながら、口径が違いすぎて、球状星団の写りが全然違います。それにしても、東側の7等星が明るすぎ。星図で確認すると、スペクトル型K2の赤い星。惑星カメラは赤外の感度が高いので、明るく写っているようだ。

メシエ天体、大収穫2019年09月01日

昨日(8月31日)は夕方からほぼ快晴に! 久しぶりに星空に恵まれそう。GPV予報でも、Windy予報でも晴れとのこと。幸いに明日は仕事が休み。これは星見に出かけるっきゃないっしょ!
もっとも自宅周辺は高い湿気でガスがかかること必死なので、少しでも標高をかせがないと。
ということで、いつもの、八甲田山方向の観測地へ出撃!

望遠鏡や惑星カメラのセットを終えた頃になると、西から雲が続々やってきます。北西の青森市方面では時折稲光も。津軽地方は天気が悪いみたいです。それでも天気予報を信じて待つと、21時頃には晴れ間が拡がり、22時頃には期待通りの快晴になりました。

  ASI290MC に魚眼レンズを付けた SharpCap の画面

晴れに恵まれたので、いろんな天体を導入し、観望&撮影することができました。がんばって午前2時前までの4時間ほどで14個のメシエ天体を収穫できました!

  一晩での収穫したメシエ天体

21:22
  M11 たて座 球状星団 

21:32
  M26 たて座 球状星団

21:57
  M92 ヘルクレス座 球状星団

22:07
  M71 や座 球状星団

22:16
  M27 こぎつね座 惑星状星雲(亜鈴状星雲)

22:32
  M56 こと座 球状星団

22:36
  M57 こと座 惑星状星雲(リング星雲)

22:47
  M29 はくちょう座 散開星団

22:56~23:06
  M39 はくちょう座 散開星団
   大きい星団で、1コマに入らなかった。思いつきで分割撮影

23:16
  M15 ペガスス座 球状星団

23:22
  M2 みずがめ座 球状星団

23:41
  M72 みずがめ座 球状星団

23:53
  M103 カシオペヤ座 散開星団

24:06
  M76 ペルセウス座 惑星状星雲

一晩で14個ものメシエ天体を収穫できると、満足しきりですなぁ~