クロワッサン2015年04月30日

「クロワッサン」は、本来は「三日月パン」のこと。

「クロワッサン」とは、フランス語で「三日月」のこと。「croissant」と書きます。
「三日月」のことを英語では「crescent(クレッセント)」といいます。
このように、本来は確かに、「三日月パン」を「クロワッサン」と呼んでいたわけです。

ちなみにフランスでは、ひし形と、三日月形のクロワッサンがあります。ひし形はバターを使ったもの、三日月形はマーガリンを使ったものと区分けされているそうです。

ところが日本のパン業界では、バターやマーガリンを使ったパイ生地のようなものを折り込んで焼き上げたものを広義の「クロワッサン」としているのだそうで、その形にはこだわらないとか。
その究極が、最近発売された「クロワッサンたい焼き」でしょう。もはや、三日月とは何の関係もありません(T-T)

さて、フランス語で「三日月」を意味する「クロワッサン」というパンが生まれたのには、歴史物語があります。

日本の童謡『朝いちばん早いのは』の歌詞の一番に、パン屋さんが出てきます。
 ♪あさ いちばんはやいのは
  パンやのおじさん
   あせかいて あかいかお
   しろいこな こねる
   ヨイコラショ ヨイコラショ

この曲は、NHKの『おかあさんといっしょ』でしか歌われなかったようで、最近の子供は(大人も)知らないようで、ちょっと使えません。

蛇足な前置きでしたが、
17世紀のオーストリア・ハンガリー帝国がトルコ軍と戦っていたとき、ウイーンの街を包囲したトルコ軍が中心部へ攻め込むために、夜中に密かに地下トンネルを掘っていました。しかし朝早くからパン生地の仕込みをしていたパン屋職人が奇妙な物音をききつけ、軍へ報告して、トルコ軍から街を救ったのでした。
この功績として、トルコの国旗にある三日月をかたどったパンを作るという栄誉が与えられました。三日月がトルコ軍を意味して、「食ってやろう」というわけなのでしょう。

その1世紀後、ウイーンの三日月パンは、マリーアントワネットによってフランスにもたらされ、名前も「クロワッサン」になったのでした。

ということで、「三日月」ということで星に関係あるのかな、と思って調べたネタでしたが、天体の三日月とは関係ありませんでした (^^ゞ


そこで、敗者復活戦として、どうしてトルコの国旗に三日月が描かれるのか、について調べたので、それはまた後日に。