GIGASTAR SKYを作る その42016年12月18日

GIGASTAR SKYの組み立て4日目。作り方説明書の内容を確認しながら、ゆっくりじっくりと組み立てています。

星座円盤に色フィルターを貼り付けるためにスティックノリを用意。
星座円盤の裏面に、色フィルターを位置合せして、スティックノリを色フィルターに塗り、貼り付けます。




色フィルターを貼り付けたら、星座円盤を丸く切り取ります。これで星座円盤は完成、のハズでした。

ところが、まだノリで湿っているので、円盤が反ってしまっています。そこでキットの入っていた箱を使って平らにすることにしました。


星座円盤が乾くのを待って、星座円盤枠の組み立て。


これは円盤受けの爪と立てて、表面と裏面を貼り付けて終了。

これに星座円盤を差し込み、ライトボックス本体に差し込んで、ようやく完成!



こうして、GIGASTAR SKYの完成形を知らずに、いきなり説明書だけで工作に取り組んだところ、説明書の不備が明らかになりました。この経験をGIGASTARプロジェクトへ返して、説明書がより良くなるようにお手伝いしたいと思います。

GIGASTAR SKYを作る その32016年12月17日

GIGASTAR SKYの組み立て。いよいよ星座円盤の恒星の穴開け。
キットには穴開けガイドが用意されているのでコレを星座円盤の上に位置を合わせて置き、穴開けペンなどで穴を開けます。

  穴あけガイド。2・3・4等星が種類を分けて描かれている。

  穴あけガイドを星座円盤に位置合せをしてセリテープで固定。

  格子の線が引かれているので、その順番に開けるそうです。

  4等星の穴開けをしたところ。

4等星の穴開けが終了したら、星座円盤の裏に減光シートを貼ります。これを行うことで次に開ける穴との明るさの差が生じます。

次に3等星の穴開けをし、再び減光シート(2枚目)を貼り、その後に2等星の穴開けをします。

続いて1等星の穴開け。いわゆる”1等星”ですが、実際の星空では0等星と -1等星があります。そのため1等星用ピンも3種類あり、0等星と -1等星(シリウス)は別々のピンで穴開けします。
  1等星用穴開けピン3種

  -1等星(シリウス)の穴開け

恒星の穴開けが終わったら、次に恒星の色フィルターを貼り付けます。GIGASTAR SKYでは、4等以上の恒星に色を付けているんですね。
   色フィルター

ここで、色フィルターの貼り付けにスティックノリが必要なことが分かりました。セロハンテープは日常でも使っていたのですぐ用意できましたが、工作道具は箱にしまってあって探さないといけないので、今日はここまで。

GIGASTAR SKYを作る その22016年12月16日

さて、GIGASTAR SKY を、作り方説明書に従っての組み立て、始め。
キットには組み立てに必要なものが一通り入っているようなので、他に何の用意もせずに、いきなり作り始めました。

まず、ライトボックス本体の組み立て。

本体にはあらかじめ折り目に曲がりが入っているので、その通りに全てを谷折りします。
そしてライトボックス部にLEDユニットを取り付け。貼り合わせ部には両面テープがあらかじめ付いているので、指示の通りに貼り合わせるだけ。

LEDユニットの電源・ボリューム部を両面テープで固定し、ライトボックスの底面用の反射シートを貼ります。
説明書には縁の黒いシートを貼るようにありますが、これが2種類あって、どっちかな?と迷いました。しかし大きさの違いから、縁が灰色の小さい方だと判断しました。この点の説明が欲しいところです。

次にライトボックスを箱形に組み立てます。
縁を組んだら外れないようにセロハンテープを貼るとのこと。ここで初めてセロテープが必要なことが分かりました。キットの他に工作に必要なモノは、最初に示す必要があります。セロテープはすぐに用意できたので、工作続行。

9V乾電池部分にフタ。このフタが電池に磁石でくっつくように考えられています。この発想はスゴイ! ちなみに「乾電池をビニタイで固定する」という文章を読み飛ばしたので電池が固定されず、工作に苦労しました (^^ゞ

箱形に組み上がったら、ライトボックスの明るさ調整のための拡散シートを貼ります。この時に気づいたのですが、拡散シートはLED周辺が暗くなるようになっていました。
貼り合わせは、LEDを明るさ最高で照らして行います。こうするとボックスの縁が分かって、位置合せがやりやすいです。

拡散シートを貼った結果はこんな感じ。

ライトボックスが完成したので、早速星座円盤を置いてみました。星座円盤にはあらかじめ5等星と6等星の穴が開けられています。天の川がキレイ!

4等以上の恒星はこれから等級に応じた穴を開けるので、星座円盤には星像が描かれています。
   (クリックで拡大)

次は星座円盤に恒星の穴開け。作業に時間がかかるので、今日はここで終了。

GIGASTAR SKYを作る その12016年12月15日

天文教育普及研究会のMLで GIGASTARというプロジェクトを知りました。GIGA、つまり10億個、もしくは10億倍の光度比の恒星データを使ってきれいな星空をさまざまな形で表現していこう、というものらしかったです。その後年会でNPO法人の代表者と会う機会があり、またFacebookで友人になって、活動の様子を知ることができました。


GIGASTARプロジェクトが幸いしたのは、2016年9月にESAのGaia探査機が位置を観測した20等までの10億個の恒星カタログがリリースされたこと!(第一期リリース、DR1) このカタログはモニター協力者がダウンロードできるそうなのですが、GIGASTARプロジェクトではこれを入手して利用できるようになったことでしょう。もっとも、カタログの生データ量は500GBにもなったとか!

  ESA Gaia探査機

  Gaia探査機が観測した恒星の銀河系内分布

GIGASTARプロジェクトでは、活動の軸足を『光る星座早見盤』キット製作に乗せました。一般の星座早見盤は印刷モノなので、明るい場所でしか使えません。また用途が「希望の日時に星座の位置を知る」なので、星座の形が分かる程度の4等星までしか記されないのが普通でした。GIGASTARプロジェクトでは、バックライトを使って、6等星までを表現できる星座早見盤を作ることにしました。

  GIGASTAR SKY



GIGASTARプロジェクトではGIGASTAR SKYを作るにあたって、美しい天の川も表現しようと、ESOのMilky Way Panoramaの画像を使うことにし、ESOの許諾も得ました。


ただ、GIGASTARのスゴイのは、この画像をノーチェックで使用するのでは無く、描かれた恒星の位置を確認して誤差を測定した、ということです。測定の結果、銀経方向に3.14 +/-0.4°、銀緯方向に+0.21+/-2°の系統誤差があったことが分かりました。そこでGIGASTARではこれを補正した天の川画像を使うことにしたそうです。



さて、このようにしてできあがった「光る星座早見盤」 GIGASTAR SKY。何カ所かで工作会が実施されましたが、これを全国に広めようということで「GIGASTAR仲人さん」の募集があり、コレに応募。キットが届きました。




作り方説明書がまだ未完成とのことだったので、とにかく説明書を参考に作ってみて、説明書の改訂のお手伝いも含めて作り、現物を持ってあちこちに紹介して回りたいと思います。

自作天体望遠鏡2016年01月19日

1月17日の天体望遠鏡工作教室で作った手作り望遠鏡工作キット。
A3サイズの厚紙に印刷されたものをハサミやカッターで切って、セルテープやビニルテープで組み立て、プラスチックレンズ(虫眼鏡)を貼りこんで作る、という、意外に簡単なものでした。




キットの図は、元京都大学飛騨天文台職員の高津祐通さんのものを参考と書いてます。
対物レンズは、直径45mm、焦点距離=125mm。接眼レンズは、直径23mm、焦点距離50mmを2枚。
最初、この「2枚」の意味が分からなかったのですが、当日完成品を見たところ、接眼部がレンズ2枚重ねという意味だったことを知り、焦点距離を半分に、つまり倍率を2倍にする、という意味だったと気づきました。これを組み立てると、倍率5倍のケプラー式望遠鏡ができあがります。

ところで、虫眼鏡には単独で「倍率」が示されています。
焦点距離は、望遠鏡として組んだ時の対物レンズと接眼レンズの焦点距離の比で計算されます。しかしレンズ単体での倍率って何なんだろ?
帰宅後にネット検索したところ、
 「レンズから25cm離れた時に見える実体との大きさの比」
を倍率としていることを知りました。 
  ルーペの基礎知識 

それにしても、このキットは、作るのが簡単で、しかもよくできていました。
鏡筒とドローチューブは、台紙を2重に丸めて強度を作っていました。
また、ドローチューブを刺す部分と、ドローチューブ側のストッパー部分も、同じ台紙を2枚貼りあわせて強度を作って。
光軸調整は、虫眼鏡の貼り付け位置をずらしてやれば良い。

子供たちはカッターを使って円を切り抜くのに苦労していましたが、カッターの使い方をアドバイスして、皆 うまく切り抜けたようです。

この工作で重要なのは、鏡筒部をまっすぐ四角に切ることと、ドローチューブ指し口の丸をきれいに切り抜くこと。そこだけ注意して作れば、1時間ちょっとで組みあがりました。


私も以前、某施設で毎月「親子天文工作教室」を行っていました。
小学生と親御さんとで、説明+工作を2時間で終わらせることができるネタに毎月苦労したものです。こういうネタは、いろんな団体で情報交換したいと思うのですが、なかなか・・・

望遠鏡工作教室のお手伝い2016年01月16日

某 星のソムリエ@八戸さんからの紹介で、天体望遠鏡工作教室のお手伝いの依頼をいただきました。併せて「望遠鏡とレンスについて」のお話も。
対象は、小学生と親御さん。久しぶりの「親子天文工作教室」です(^o^)

私の担当する「望遠鏡とレンズについて」の話は、どんな内容にしようかな?
小学生が対象なので、望遠鏡の起源とか歴史はパスして、どうして望遠鏡でモノが大きく見えるのか、にすることに。

説明のために、対物レンズで対象物の実像が作られ、それを接眼レンズで拡大して見る、という仕組みが分かるグッズを作ろうと思い立ちました。

工作用具箱の中に、オルビィス社の望遠鏡キット「スピカ」を発見。他に、倍率(焦点距離)の違うルーペを2個発見。これらを使って、何かできるかな?

「スピカ」の対物レンズ(f=420mm)を、長さ40cmほどのダンボールに、対物レンズ用の丸穴と、焦点側にドローチューブ用の四角穴をあけ、対物レンズを紙テープで簡単装着。
段ボールで四角いドローチューブを作り、実像を映して見えるように窓をあけて、そこにトレーシングペーパーを貼ろうと考えました。

暗箱はできたのですが、たくさんあったハズのトレーシングペーパーが見つかりません(+_+) そういえば、お絵かきが好きな知人にあげたのでした。近くの店が開店してから買いに行くも、取扱いナシ。
このグッズはお蔵入りかなぁ、と思っていたところ、曇りガラスを発見! コレは、昔フィルムカメラでの天体撮影時のナイフエッジ ピント合わせ用に買ったものの、1回も出番が無かったモノでした。これをレンズの実像投影部に使うことに。ちょうど太陽が出ていたので試したら、イケルぞ!

ということで、下のような、対物レンズによる実像投影グッズが完成!

  対物レンズ側 (スピカ用4cmレンズ)

  実像投影部側 四角い出っ張りはドローチューブ

  工作会の帰りに、AEONで

  実像投影部で、曇りガラスに映ったAEON看板の倒立像

こうして、このグッズと、念のため『大人の科学』キットで作ったガリレオ望遠鏡とニュートン望遠鏡などを持参して、工作会会場へ。


望遠鏡工作会はこんな感じ。
行事名が『ケプラー式望遠鏡をつくろう』となっていたので、急きょ、ケプラー式望遠鏡とガリレオ式望遠鏡とニュートン式反射望遠鏡の説明を追加して望遠鏡のしくみのお話。
部屋の窓から外の木が見えたので、上の実像投影器を実際に使って見てもらうことができました。子供たちに理解してもらえたかどうかは分かりませんが、興味深く見てもらえたようです。

工作会で作った望遠鏡については後日に。

それにしても、久しぶりの天文工作会。楽しいひと時でした。
もう工作会をすることは無いだろうと、手持ちのボール紙やいろんなキットを ごっそり知人にあげたのがちょっと惜しかったカモ。