久しぶりの 小惑星による恒星食 観測2020年02月11日

2月11日20h17mに、久しぶりに9等星という明るい恒星が小惑星(2933)Amberに隠されるという現象があった。掩蔽帯は関東北部なので、こちらで食が見られる可能性は、まず無い。でも、せっかく晴れたので、久しぶりに観測してみることにした。



遠征するまでも無いので、自宅の玄関前で観測することに。

  (クリックで拡大) 自宅周辺は結構 明るい。
  望遠鏡と玄関は白色ライトで照らして撮影(対角魚眼)

ただ、ふたご座が見える場所に望遠鏡を設置したら、北極星の見えない場所。そこでやむを得ず、いわゆる「ベランダ極軸調整」。まずは南の天体を追尾して、ズレから架台の方位のズレを調整。

  オリオン大星雲を視野に入れ、南北方向のズレ量で方位を調整。

ところが慣れない「ベランダ極軸調整」がなかなかうまくいかず、格闘しているうちに、あらあら、現象の時刻が来てしまいました(T-T)

  小惑星(2933)Amberに隠される予報だった9等星

今回の観測失敗は、いろいろ考えさせられました。

一眼デジカメで、天体望遠鏡を使った直焦点撮影にハマってた頃は、せっかくの星空の下へ出かけているのに、望遠鏡はカメラに占拠され、眼視では星空を眺めただけ。特に寒くなると車の中に避難し、複数枚シャッターを切るときだけ外に出るという状況に、”星見を楽しんでいる”という感じが無くなって停滞。

その後、CMOSカメラ(当時は惑星カメラと呼んでいた)を使った”電視観望”に目覚め、手間がかかるものの、手動で天体を導入し、PC画面ですが、望遠鏡を通して肉眼で見るよりも天体が良く見え、”星見を楽しんでいる”感じに満足していました。

ところが天体観測では、目標天体を導入するのが目的ではなく、導入後に観測することが目的。それが、目標天体の導入に四苦八苦している状況では本末転倒。

自宅は街灯りや多湿地域のため星見には向いておらず、望遠鏡は据え置きではなく、その都度組み立てて、極軸調整し、天体を導入。なので、北極星が見えないと天体導入に苦労します。なので、天体観測(主に 小惑星による恒星食の観測)を行うには、望遠鏡環境を考えないといけないようです。