DSCOVR探査機の撮影を再現2015年10月27日

NASAは、2015年2月に打ち上げ、太陽と地球のラグランジュ点(L1)に置いた Deep Space Climate Observatory(DSCVR)探査機が撮影した地球の姿を毎日配信するサービスを始めました。
  DSCOVR探査機の位置

   DSCOVR の撮影した地球のカラー画像(合成)

今年はひまわり8号がカラーのカメラで地球を撮影して公開し、これまで見た色とは異なった地球に驚きましたが、アメリカは3色の波長で撮影した画像から、これまで見たようなきれいなカラー画像を作って提供しています。

そのDSCOVRが撮影した興味深い画像として、7月16日に、月が地球の手前を通過する画像がアニメーションで提供されています。


ひまわり8号は地球の静止軌道上にあるため、月は地球の背後にしか撮影することができません。しかしDSCOVR探査機は地球から147万km離れたL1点から撮影しているため、月が地球の手前を通過する様子を撮影することができるワケです。

そこで、例によって Guide でこれを再現しようと考えました。

そのためには、DSCOVR探査機の軌道要素を入手する必要があるのですが、NASAでは公開していないようです。というか、そもそもラグランジュ点にある探査機って、どんな運動するんだろう?

そこで頼りはいつもの JPL のHORIZONS。
対応している spacecraft のリストを見ると、DSCOVR探査機の名前もありました!

今回は、地球から見える位置ではなく、軌道要素を計算させてみました。奇妙な運動をする天体や探査機も、位置データから、ある時点での軌道要素(接触要素)を計算することができます。そこで、7月1日から数日の軌道要素を出力させて、希望の日の要素を Guide に入力させて表示できるようにしました。

Guideで表示できるようにしたら、今度はその探査機からの星空に。
ということで、ひまわりの時にやったように” SHIFT + < ”をやってみると、ソフトが操作不能に(+_+)
しょうがないので、別の方法、観測位置の”オフセット” CTRL + F5 で、観測位置を DSCOVR がいる場所にしてみました。
そうやって作成した画像がコレ。


左上の星はやぎ座β。黄道の北を上にしています。
DSCOVR探査機から見た地球の大きさは 29’角。ちょうど地球から見た満月の大きさ。DSCOVRからは、太陽と同じ大きさに見えるのですね。

Guide を使って、あんなこんなをやってみると、いろいろおもしろいことに気づきます (^-^)

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