ひまわりの画像に満月2015年10月21日

Facebookに興味深い画像が投稿されました。ひまわり8号のリアルタイム画像で、9月29日11:50の画像にスーパームーンの満月が写りこんでいた、というものです。


考えてみれば当然なことで、ひまわりが撮影した地球の方向に月がいるのはよくあることでしょうが、今まで話題に上ったことが無いような気がします。今回、こんな画像が目にとまったのは、ひまわり8号が初めてカラーで撮影し、その画像をリアルタイムで公開したからでしょう。

この画像を提供してくれた方は、どうしてこんな画像が撮れたのか不思議に思っていました。私はこれを、9月の満月は皆既月食でもあり、それが日本の反対側で見られたことから、昼のひまわりの画像に満月が写りこんだ、と思いました。

そこで、 Guide9 を使って、この様子を再現してみました。Guide9 では、天体を指定し、その後に Shift + < のショートカットで、その天体を観測地にすることができるのです。
Guide9 のこの機能でひまわりの上の画像を再現し、さらに13:00には皆既月食を終えて地球の反対側から出てきた月も確認しました。

  Guide9で再現した、ひまわり8号から見た9月29日の地球と月

このように、月がひまわりの画像に写りこむのは月が天の赤道近くにいる時と思ったのですが、よく見ると、地球に対して月がとても小さい、つまりひまわりの画角は思ったより広い、ということに気づきました。

そのため、10月27日の満月を表示させると、これもひまわりの画像に写りこむようです。

  Guide9で再現した、ひまわり8号から見た10月27日の地球と月

なお、12月の満月は、地球より北に離れて、ひまわりの画角からは外れていました。
また、満月に限らなければ、結構な頻度で月が写りこむようです。

新しい衛星が興味深い画像を撮影していたことも興味深いですが、そういう画像があることを気づかせてくれたのは SNS という出会いの場があったからでしょう。そういう出会いはありがたいものです。