アルデバラン食2015年10月02日

黄道に近い1等星、アルデバラン、レグルス、スピカ、アンタレスは、月に隠されることがあります。いずれも月軌道(日本では白道と呼ぶ)の昇公転黄道の位置で食の起こる期間が変わります。今はアルデバランが食のシーズン。

今年2015年には、7月13日、10月2日、10月30日、11月26日、12月24日の5回のアルデバラン食が日本から見られるとのこと。
10月2日の食は、21時過ぎに月齢19.2の月の暗縁からの出現が見られるということで、撮影に。

全国的に爆弾低気圧の通過による暴風雨で悪天になっている中、こちらでは昼から晴天。しかし強風で、こりゃ撮影はムリかな、と思っていたところ、20時過ぎには風も弱まり、これはイケルかな、と。

まだ風は強かったので、とりあえず望遠レンズだけで撮影。300mmでちょうどおうし座の顔の星の並びが入ったので、その構図で。




月の方面は多少ガスっていたのか光芒が多かったですが、強風のおかげで空気は澄んでいたようで、天頂附近は空が暗く、たくさんの星が見られました。残念ながら、撮影出かけられる余裕は無かったのですが。

今年 残り3回のアルデバラン食は次の通り。
・10月30日 9時過ぎ 月齢17.0の月の明縁潜入(月没時)
・11月26日 17時過ぎ 月齢14.6の月の明縁潜入、18時過ぎに明縁出現
・12月24日 9時過ぎ 月齢12.4の月の暗縁潜入(月没時)

いずれも、月が明るく、また月高度が低いものもあり、条件は良くありません。

2016年には、以下のアルデバラン食が起こります。
・2月16日 16時半頃 月齢 7.7 暗縁潜入、明縁出現
・5月 8日 19時前   月齢 1.6 暗縁潜入 明縁出現
・7月 2日 14時半頃 月齢27.1 明縁潜入 暗縁出現
・9月22日 9時前   月齢20.7 明縁潜入 暗縁出現 北海道で接食
・11月16日 3時前後 月齢16.4 明縁潜入 暗縁出現

これからのアルデバラン食2015年10月03日

今年2015年に日本から5回見られるアルデバラン食。
来年2016年から、今シーズンの食を調べてみました。使ったソフトは The GUIDE ver.9。
恒星食は、月による日食のようなものなので、食帯で表示することができます。
帯のグレーの部分は夜間。緑は日中です。
画像左下には、食帯の中央での日時と月齢。

2016年 2月16日 16:20頃(食の中心)

2016年 5月 8日 19時頃

2016年 7月 2日 14:40頃

2016年 9月22日 22:10頃 北海道で接食

2016年11月16日 3時頃

2017年 1月 9日 10時頃

2017年 4月 1日 19:20頃

2017年 5月26日 13:30頃 関東~東海~近畿~中国地方で接食(白昼)

  上の食の接食ライン

2017年 7月20日 9:10頃

2017年10月10日 3:30頃 東北南部で接食

  上の食の接食ライン(夜間)

 2018年 1月27日 19:20頃 東北北部で接食

  上の食の接食ライン(夜間)

上が今シーズンの最終食。
次の食のシーズンは、2034年3月からになります。

中秋節の起源 『嫦娥奔月』逸話2015年10月04日

中国のサイトで中秋節の起源を調べると、后羿(こうげい)の妻 嫦娥(じょうが)が月に昇ったのが八月十五日で、妻を懐かしんで羿が満月に供え物をして拝んだ様子を街の人々も真似たもの、という物語が多くのサイトで紹介されています。

ところが、日本で入手できる文献では、物語は大きく異なっています。
『中国の神話伝説(上)』(青土社)には、多くの文献を参照して、次のような物語にまとめられて記されています。

古代中国では、太陽は10個あり、それぞれに三本足の烏が精となって、東の果ての湯谷(ようこく)にある扶桑の木に泊まり、毎日一つずつ天空を飛んで西に行き、再び木に戻って休んでいました。(このことから、10個の太陽の出が一巡すること、つまり10日間を「旬」と呼ぶ) これらは天帝の子供でもありました。

尭(ぎょう)の時代(神話時代)に、この10個の太陽が一斉に天に現れ、地上は厳しい旱魃となり、様々な怪物が出現しては、人々を苦しめていました。
皇帝 尭は毎日 天帝に祈り、天帝もこのことを承知しており、子供たちのいたずらをほおっておけないとして、懲らしめるために弓の名手である 羿 に10本の矢を与えて地上に向かわせました。この際、妻 嫦娥(姮娥(こうが)とも)も一緒でした。

地上に降りた 羿 は、毎日10個の太陽に照りつけられ苦しんでいる人々から厚く歓迎され、弓矢で太陽を脅すだけでは済まなくなり、一本の矢を取り出し、太陽の一つを射落としました。これにより気温が少し低くなり、人々は拍手喝采しました。
勢いに乗じて 羿 は次々と矢をつがえては、太陽を次々と射落としていきました。この様子を見た尭は、羿 が太陽を10個全て射落とすといけないと考えて、矢を1本抜き取りました。そのため 羿 は、太陽を一つだけ残して、他を射落としました。


太陽の害は取り除かれましたが、怪物がまだ人々を困らせています。そこで 羿 は、これらの怪物の退治も行いました。喜んだ人々は 羿 を王に迎えました。
しかし、これは文献には書かれていないそうですが、羿 は天帝の命で天界へ還ることが許されず、妻と共に、普通の人(つまり、不老不死ではない)とされてしまいました。一説には、天帝の子供であった太陽を、脅すだけのはずが殺されたことに天帝が怒ったから、といわれます。

夫 羿 のために、同じく天人から地上の人になった 妻 嫦娥 は怒り、不満を抱いていました。また不老不死でなくなったため、死ぬことを恐れる日々を過ごしていました。
そんな時、崑崙山の西方にいる「西王母」という神人が不死の薬を持っていることを知り、羿 はこれをもらいに行くことにしました。
羿 は、残っていた神力と不屈の意志で崑崙山に登り、西王母に不老不死の薬を求めました。西王母jは 羿 が10個の太陽の件と、そのために天人から地人になった非情を知ると、今ある不老不死の薬を与えました。
「この薬は、あなたたち夫婦二人で飲んで不死になるのに十分な量です。
 もし一人で飲めば、天に昇って神になれます。」
と伝えました。

西王母から不死の薬をもらった 羿 は喜び勇んで妻の許へ戻ると、事情を説明し、日を選んで一緒に飲もうと妻に保管させました。


ところが妻の 嫦娥 は、自分が天に戻れなくなったのは夫の巻き添えだと考え、夫が留守のときに、一人で薬を飲んでしまいました。すると体が宙に浮き、天へ昇っていきました。
しかし 嫦娥 は、自分一人が天界へ行けば、夫に背いた妻だと神々に辱められると考え、月の宮へ行くことにしました。

このことを『嫦娥奔月』といいます。

このようにして、月宮殿には 嫦娥 がいると考えられるようになり、彼女は不老不死の美女であるとされ、若い女性たちは、西空低くに見える細い三日月を美人の眉毛に見立て、嫦娥 のように、いつまでも美しくいられるようにと願うようになりました。(このため、三日月の別名に「眉月」がある)


さて、文献には上のような悪女の物語が記されているのですが、中国のサイトには別の物語が紹介されています。一番詳しいのは、「中華人民共和国中央人民政府」のサイトの「中秋伝説」かな。

  http://big5.gov.cn/gate/big5/www.gov.cn/fwxx/wy/2006-09/20/content_393762.htm


これによると、地上の人であった 羿 が崑崙山に登って9個の太陽を射落とし、後に 嫦娥 という美女(こちらも地人)を妻に迎えました。また西王母から不老不死の薬ももらいました。
羿 は弓の名手あったため、弟子をとって教えていました。あるとき弟子を連れて山へ訓練に行ったのですが、弟子のひとり 蓬蒙 が仮病で休むと、隠していた不死の薬を飲もうとしました。
これに気付いた 嫦娥 は、弟子に飲まれるくらいならと、自分で飲んでしまいました。すると、嫦娥 は天人となって、天に昇って行きました。しかし 嫦娥 は天へは向かわず、月宮殿に向かいました。

自宅に戻った 羿 は、侍女から事の次第を聞くと嘆き悲しみ、中秋節の月に、妻のために食べ物を供えては妻の平安を祈るのでした。
この様子が人々に広まり、中秋節の月を仰ぐ風習が広まりました。


この物語はよくできたもので、たぶん中国ではこちらの方がよく知られ、劇やドラマなどになっているようです。
残念ながら、日本にある本で典拠は調べられませんが、中国政府のHPにあるのですから、それなりに参考文献があるのでしょうね。

星座写真を撮る2015年10月05日

久しぶりに晴れたので、再度 星座写真の試写に出かけました。今回はちょっと近場。

前回は、ノーフィルターとディフュージョンフィルターNo.2の比較。確かにソフトフィルターを使うと恒星像がにじんで、等級差が分かるようになりました。しかし、星座線を引くにはまだまだ、という感じでした。

先日、部屋の奥に隠れていたカメラ用フィルターの数々を発掘し、中にディフュージョン フィルターもあったので、このフィルターの1枚効果と2枚効果を比べることができるようになりました。

135mmレンズ、F=2.8→4.0、ISO-800、3分で、こと座を撮り比べました。
まずはノーフィルター。

モノの本によると、レンズの焦点距離が長くなると、恒星の等級差が分かりやすくなるとのこと。確かに50mmレンズより135mmレンズの方がベガが明るく際立って写っていますが、まだ星座線を結ぶには、他の星が目立っていません。

ディフュージョンフィルターNo.2を1枚。

恒星像のにじみが大きくなり、コレだったら星座線も結べそう。

次に、ディフュージョンフィルターNo.2 を2枚。

さらに恒星像のにじみ量が増え、たくさんの星の等級差が目立つようになりました。星座写真にはこれぐらいがイイかな?
ちなみに、右下のモヤは、たぶん夜露でしょう。

こうしていろんなパターンの試写を繰り返して、フィルターワークのサンプルを集めておきたいです。

星座写真を撮る、その22015年10月10日

10月7日の晴れた夜に、前回も行った七戸町の山奥に星座撮影にでかけました。今回はディフュージョン フィルターを使って、恒星像のにじみを大きくして撮影しようと。

共通データ f=28mm、F2.8→4.0、180秒露光
        ディフュージョンフィルターNo.2を2枚(52mm径と58mm径)
        ステライメージでコントラストを自動調整のみ処理

夏の大三角


ペガスス座~アンドロメダ座


カシオペヤ座、ケフェウス座、こぐま座


周辺減光がスゴイです。おそらく、58mm径のフィルフィルターのステップアップリングの影響でしょう。広角ではフィルターを重ねるとこういう障害が出るのでしょう。

前回はカメラの恒星追尾にケンコーのスカイメモを使いました。知人から永年借用物で、今回がデビューでした。電源が乾電池で、極軸調整も簡単と便利な一方、雲台の赤経方向への回転があまり自由ではありませんでした。ゆっくりと回転させることはできるのですが。

今回は、自前のGOTOのスカイグラフ。電源が12Vなことと、星座写真を撮らなくなっていたので、しばらく出番がなかったのですが、今回電源を用意しての久々の出動です。スカイグラフは、雲台を赤経方向に自由に回転させられるので、カメラ画角の東西南北を確認することができます。
(ヤフオクを見たら、スカイグラフ、73000円が初値でセリされてました! 超人気なんだぁ~)

デジカメはフィルムカメラに比べてファインダーが暗いので、写野がよく見えません。しかしデジカメは簡単に試写ができるので、何度か試写してアングルを決められるのですが、その作業は結構面倒です。
フィルムカメラの時のように、スポーツファインダーがあるとイイなぁと、改めて実感しました。

星座撮影用スポーツファインダーの作成2015年10月14日

先日広角レンズで星座撮影にでかけた時に、画角を決めるのに苦労しました。夏の大三角のように明るい星があれば目印に使えるのですが、秋の星座などでは何度も試写をして画角を決めざると得ません。
そこで、『天体写真の写し方』(藤井旭、誠文堂新光社、1970)に載っていた、ファインダーを使わずに画角を決められるスポーツファインダーを作ることにしました。


手持ちのレンズは、24mm、28mm、50mm、135mm。これら4種のレンズ用の寸法を決めて、針金で工作。
針金ってステンレスなので、ハンダではくっつかないんですね (-_-; なのでフレームを一筆書きの要領で組み立て、細い針金で固定。その細い針金にハンダを流し込んで固定。

最初の設計時には、照門(のぞき穴)と画角のフレームまで100mmとしていたんですが、実際に作ったら120mmになっていて・・・ (^^;
そんな想定外などありましたが、こんなスポーツファインダーを組み立てました。


一眼デジカメにはストロボ用のホットシューがあるので、こういう小道具が使えるので便利です。
あとは、実際に撮影にでかけてみて、っと。

12月3日にはやぶさ2が地球スイングバイ2015年10月15日

小惑星探査機はやぶさ2が、12月3日に地球スイングバイを行うそうです。
最接近時に日本から見えるようなので、その情報がJAXAからもたらされました。

  地球とターゲット天体「りゅうぐう」とはやぶさ2の軌道図

  スイングバイ時のはやぶさ2の直下点

上のサイトでは、はやぶさ2の位置データが地球中心に対してのXYZ座標で提供されているのですが、そのままでは星空のどこを通るのか分かりません。

そこで、ダメもとで、JPL の HORIZONS サイトで位置推算させてみました。

すると、ちゃんと最接近時の位置を計算してくれるようです。
そこで地心から見える位置や、観測が期待される北海道で見える位置を計算させ、その結果からステラナビゲータに表示させるデータを作り、表示させてみました。


北海道からは、十分に見ることができそうです。
もっとも はやぶさ2の明るさは、かなり暗いと想定されます。火星探査機あかつきが地球に接近した時の明るさが15-16等だったといいますから、はやぶさ2はもっと暗いかも。
それでも、JAXAが位置データを公開したことで、北海道の天文台が撮影できるかもしれません。

星座撮影の便利ツール2015年10月16日

先日作った 星座撮影の構図決め用のスポーツファインダー。早速の出番です。
機材を一式車に積んで、いつもの場所に出かけ、ポータブル赤道儀にカメラを乗せて、さぁ、撮影だ!
と思ったら、ポタ赤の電源ケーブルが箱に入っていません(+_+)
やむなく、ISOを上げて、固定撮影することにしました。

今回のテストは、スポーツファインダーの使い買ってと、先日新たに購入したソフトフィルターの具合。


スポーツファインダーは、とても便利でした!
ファインダーの枠が見えるように赤いライトが必要かなと思ってたのですが、空がほどほどに明るいので、ファインダーは十分に見ることができました(苦笑)。

ファインダーで構図がすぐに決められるので、試写をする必要がなく、次々といろんな星座を撮影することができました v(^-^)


次に、新しく買った、KenkoのソフトフィルターBの具合。
多くの星座写真では、にじみ量の少ないソフトフィルターAが使われていましたが、おそらくそれは手持ちのディフュージョンフィルターⅡと同等と思ったので、購入したのは、よりにじみ量の多いB。

これを付けて撮影した夏の大三角が上です。28mmレンズ、F2.8→5.0。ISO-1600、20秒での撮影の、画像調整を一切行っていない画像です。恒星の明るさに応じた適度なにじみ量で、星座の線が簡単に引けそうです。ディフュージョン2枚よりも良いです。

次はペガスス座。撮影データは共通。未処理。

カシオペヤ座、ケフェウス座、こぐま座。

50mmレンズ、F1.8→2.8。ISO-1600、20秒。ステライメージでコントラスト自動調整。
こと座とはくちょう座。

20秒の固定撮影で、これだけ写り、また構図を簡単に決められることに満足です。
これでようやく手持ち機材の状況が分かったので、本格的な撮影に進めます。
さて、何から撮ろうか(^-^)

Nikon1で直焦点撮影2015年10月18日

眼デジで星座撮影のテストがほぼ終わったので、今度は望遠鏡を使った直焦点撮影のテスト。

Nikon1 を望遠鏡のカメラマウントに取り付けて直焦点撮影できるようにと FT1 アダプタを購入したのですが、この純正アダプタではシャッター速度を 1/1.3秒より長くはできませんでした。
そこで非純正のアダプタを購入したところ、長時間露光をできることが分かりました。この辺りの事情については4月23日の日記に。

しかしアダプタは購入したものの、実際にそれを使って天体撮影はしていませんでした。せっかく機材が揃っても、なかなかイザという気持ちにならなかったもので。
それが、今は出歩ける気分に。Nikon1を使っての、初の望遠鏡直焦点撮影に挑戦です。

昨夜、まずは遠出せず、玄関前に望遠鏡を出して試写。
いつも隣家が2階の窓にカーテンを閉めずに照明を点けるので、望遠鏡を出せないでいたのですが、たまたまカーテンを閉めていたこともあって。

非純正マウントを使って Nikon1 を R200 望遠鏡に取り付け。ビューファインダーのズームアップ機能が使えないので、目測でピント合わせ。液晶に100均で買ったルーペを当ててみたりもしたのですが、シャープな位置に合わせるのは難しいものです。

まずは恒星から。
ベガを、まだ薄明中だったので ISO-1600、20秒。望遠鏡は D=200mm、f=800mm、F=4.0 。
ステライメージで、コントラストを自動調整。
撮った画像を見ると、やはりピントがしっかり合っていません。

次にデネブ。条件は同じで、30秒。
Nikon1 は、シャッター速度ダイヤルで30秒まで露光できるのが便利です。

こと座のM57。薄明中なので、右側(西側)が明るいです。

写野はこのサイズ。Guide9 で表示。

アンドロメダ大星雲 M31。撮影時に M32はどこだ? と考えたのですが、写野外でした。


Nikon1 の 直焦点撮影デビュー。
今回の試写で、非純アダプタを付けると、高感度ノイズ低減機能が使えないことが判明しました!
Nikon1 で、ISO-1600、30秒露光では、これだけの高感度ノイズが出ていました。画像の中央部 800×520 ドットをトリミング。なので、Nikon1 で高感度ノイズ低減機能を使えないのはイタイです。

とりあえず、Nikon1 の直焦点撮影の試写は終了也。

Nikon Dfで直焦点撮影2015年10月19日

今度は、眼デジで直焦点撮影の試写。

Nikon1 での直焦点撮影の試写で判明したのですが、R200 望遠鏡はファインダーが重いので、付いていると恒星追尾がうまくいきません。なので、撮影時にはファインダーを外すようにしました。こういうことは実際に撮影してみないと分からないものです。

昨夜は空の透明度が悪く、ファインダーでも4等ほどまでしか見えません。なので、ファインダーで天体のおおよその位置に合わせて、望遠鏡で天体を確認して、その後にカメラを取り付けて撮影する必要があります。

そこで、アイピースアダプタをカメラマウントに付けられるようにし、アイピースとカメラを、焦点位置を変えずに、簡単に交換できるようにしました。
そうやって、望遠鏡で天体を確認して、すぐに撮影できるようになりました。この方法だと、構図決めで試写を繰り返さずに済みます。

ヘルクレス座M13。ISO-3200、60秒。ステライメージでコントラスト自動調整。

Niko1 は常用最高感度が 3200 なので、ISO-1600 ではかなりのノイズが出ていました。
Nikon Df は常用最高感度が 12800 なので、ISO-3200 でもほとんどノイズが出ません。

ところで、R200 望遠鏡の直焦点撮影では、周辺減光がものすごいです。理由は分かりません。
そこで、どうせトリミングして中央部分を取り出すんだったら、FXフォーマットではなく、DXフォーマットで撮影すればイイや、ということで、そのようにしました。

こと座M57。撮影条件は同じ。

Nikon1 より写野が広いことが分かります。
月を直焦点で撮影してみました。こんな画角なんですね。

デジカメの高感度のおかげで撮影は短時間で済み、次々といろんな天体を撮影することができます
(^o^)
もっとも そのためには天体を望遠鏡に導入しないとイケナイわけで。
しかし昨夜は透明度が悪く、せっかくの5cmファインダーでも天体を導入するのは困難。
なので、星図を取り出し、明るい恒星から、近くの恒星をたどって天体を導入する、という、古典的な方法を使うことになりました。

はくちょう座γ近くの M22。左の輝星は40 Cyg 。

こぎつね座 M27。上の輝星は 14 Vul 。

や座 M71。右の輝星は 9 Sge 。

こと座 M56。右上のオレンジの星は5.9等星。

ペガスス座 M15。左の輝星は6.0等星。

みずがめ座 M2。

R200 と Niko Df の組み合わせでは、天体を次々に撮影することができました。なかなか良い組み合わせです。あとは天体を導入できれば。
あと、やはり直焦点撮影では、極軸調整や、恒星追尾にかなりの精度が要ることが分かりました。改めて、ですが。
DXフォーマットは焦点距離が 1.5倍相当になるので、1200mm望遠ということに。今度は、しっかりした恒星追尾の方法を考えないと。ガイド星を使った半手動ガイドか? イマドキ。