玄関先で星見2020年03月12日

今日は夕方からほぼ快晴に恵まれたものの、寒気が入っているので寒く。
満月からまだ2日後なので、出かけずに、玄関前に30cmドブを出して星見。

CMOSカメラで金星やM42を撮ってみた。町中の、20時頃の、しかも多少 風のある気流の中、星もしっかり揺れてくれます(+_+;

金星 (ASI290MC、Gain=50、1/4000sec)

M42 (ASI290MC、Gain=300、1/2sec)

M42 (ASI183MC、Gain=350、1secと2secをコンポジット)

惑星状星雲や銀河を導入して肉眼で見てみたものの、やっぱ「見える」程度だなぁ。

【星空案内Tips】コペルニクスは水星を見なかったのか?2020年03月11日

【星空案内Tips】コペルニクスは水星を見なかったのか?

星空案内の際に役立つかな、と思う内容について、思いつくまましたためています。
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2月10日頃に日没後の西空に、宵の明星の金星と、水星も今年最初の勇姿を見せていました。水星は、3月下旬~4月初めは明け方の東空引くくに、そして5月下旬~6月初めには再び西空引くくに見ることができます。


水星を見るたび思い出すのは、多くの天文書で語られるコペルニクスの話。いろんなバージョンがありますが、その最たるものは、コペルニクスが死に際に「水星を見られなかったのが残念だ」と語ったというもの。天文書の中には、この話のように水星はなかなか見られない惑星だとするものも。しかし実際には、見られる時期を確認すれば、とてもよく見ることができます。

惑星の運動を研究し、プトレマイオスから続く伝統的な「地球中心説」の考えに反して、世界の中心には太陽があり、地球も惑星と同じく太陽の周りを回るという「太陽中心説」を唱えた、カトリックの司祭であり天文学者であったコペルニクス。コペルニクスは実際に天体観測も行ったことが記録されているのですが、本当に水星を見たことが無かったのでしょうか?

この疑問を、星空案内人制度で縁を頂いた方のSNSに書いたところ、これについて調べて下さいました。これを記録して残したいと思います。

まず、コペルニクスはヨーロッパのどこで天体観測を行ったのでしょうか。

wikipediaでは、コペルニクスはポーランド王領のヴァルミア司教だったといいます。そこは緯度が53°。北海道の稚内が北緯45°なので、日本で水星がよく見える時期でも、ヴァルミアではあまり高度が上がらず、見えにくかったようです。

またコペルニクスは『回転論』の中で、古代の天文学者(プトレマイオス)が観測を行ったナイル川河畔(アレクサンドリア)に比べて、自分の住むヴィスワ川流域は格段に湿気が多く、晴天に恵まれないこと、そして水星の高度が低いことから「水星は稀にしか見られない」と書いていたとのことです。

おそらくことため、コペルニクスは他の観測者のデータを使って水星の軌道を検討しました。このことも、コペルニクスが水星を見なかったという話の理由にされたようです。

では、先の伝説はどのように生まれたのでしょうか。

インターネットが本当に便利な時代になったもので、"Copernicus" と"Mercury" を検索ワードにしてググると、スミソニアン天体物理観測所のデータベースからまさに「Copernicus and Mercury」というタイトルで "The Observatory" という研究誌の1892年版に載ったレポートを見ることができます。

冒頭で「天文学書ではよく、コペルニクスが死の床で・・・水星を一度も見られなかったことを悔やんでいる光景が扱われます。」と始まります。このことから19世紀末にはすでに、この伝説が広く語られていたことが分ります。このレポートによれば、コペルニクスが『回転論』で書いた上の箇所が、フランスの天文学者ピエール・ガッサンディが書いたコペルニクスの最初の伝記(1654年刊)に引用されたことが始まりだとします。これを後世の人が

 「水星はまれにしか見られない」→「水星を見たことが無かった」

などと誤読・曲解され、フランスの天文学者フランソワ・アラゴの著作(1864年)で「その惑星(=水星)を見られぬまま死を迎えることになったコペルニクスの嘆き」と書かれたように伝説となり、その後に至っているようです。

天文学に限らず科学史では、様々な興味深い逸話が語られます。例えばガリレオの「それでも地球は回ってる」と語ったあという、明らかに「それは無いよなぁ」と思えるものは良いのですが、その人自身や実際の現象に変な誤解を与えるものについては、注意して扱いたいものです。

3月8日夜の収穫2020年03月09日

昨日は快晴に恵まれるとの予報だったので、レーザーコリメーターを使って光軸調整した後、夕方早くにいつもの公園へ星見に出かけました。もちろん、望遠鏡はスカイウォッチャーDOG GOTO です。

17:00
東空に月齢14、満月の2日前の月が。


さて、明るいうちに到着して、しっかりと望遠鏡の組み立てを行いました。

  地面にブロックを置いて、その上に架台を設置

  水準器を使って水平を確認

  水平調整のために、ブロックの上に木の板を追加

  電機部品の影響の少ないところに方位磁針を置いて、「北」に合わせて設置

  望遠鏡を載せ、バッテリー接続

  レーザーコリメーターを使って光軸調整

  気温は12.7℃、湿度は47%

  鏡筒を水平に向けて、設置作業終了!

星が見えるようになり、恒星だけを使ってアライメント。さて、天体観望の開始です。

18:36 オリオン座 M42・M43 オリオン大星雲
  Gain=300、1/2秒と1秒露出の画像を Photoshop 2018 を使ってHDR処理
  (Photoshop は使い慣れていないので、いろんな調整ができてません ^^; )

18:45 おうし座 M1 かに星雲
  Gain=350、2sec。月明りの中 辛うじて写ったものをあぶり出し。

18:47 ぎょしゃ座 M37
  Gain=350、2sec。生画像。

18:54 ぎょしゃ座 M38
  同上

18:56 ぎょしゃ座 M36
  同上

19:58 ペルセウス座 M76
  Gain=400、2sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:03 カシオペヤ座 M103
  Gain=350、2sec×12をコンポジット、ヒストグラム調整

20:04 カシオペヤ座 NGC663
  Gain=350、2sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:05 カシオペヤ座 NGC559 (C-8)
  Gain=350、2sec×12をコンポジット、ヒストグラム調整

20:07 カシオペヤ座 NGC457 (C-13)
  Gain=350、2sec×12をコンポジット、ヒストグラム調整

20:11 きりん座 IC342 (C-5)
  Gain=350、4sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:17 ふたご座 NGC2392 (C-39)
  Capture Area=1920x1200(Binning=4なので、実サイズは480x300)
  Gain=350、1sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:22 かに座 M68
  Gain=350、4sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:30 月 6分割撮影したものを ICE でパノラマ合成
  Binning=4 のままで、Gain=150、1/4000sec×100枚ほどをコンポジット

ここでモノクロ設定にしたのを忘れて、そのままモノクロで撮影 (^^;

20:52 とも座 M47
  Gain=350、2sec×10をコンポジット、ヒストグラム調整

20:52 とも座 M46 と NGC2438(惑星状星雲)
  Gain=350、2sec×14をコンポジット、ヒストグラム調整
  せっかく惑星状星雲があるのに、カラーでなくて残念!

20:56 いっかくじゅう座 M50

20:59 うみへび座 M48

月明りで空が明るくなってきたので、21時で終了。

それにしても、18:45~21時までの3時間ちょいの間に18天体プラス月も観望&撮影できました。自動導入だと、まさに、次々と天体が見られます!!

DOB 12 の光軸調整2020年03月08日

2月19日の日記で、ピンホール式の光軸調整用アイピースを使って光軸調整をやってみました。しかしこの方法は焦点距離が800mmぐらいの小型望遠鏡じゃないと、接眼部と主鏡部の行き来がたいへんなことが分りました。

そこで考えたのが、レーザーコリメーターを使うこと。そこでAmazonを覗いたら、値段の幅が1桁違うグループが! 1万8千円ほグループと、1800円ほどのグループ。安いのはうれしいのですが、大丈夫か? とりあえず数品目をチェックしたところ、その全てが中国の深圳の会社のものだった。ちょうど時期悪く、新型コロナウィルスが流行中。深圳の会社から購入して、届くのはいつになることか。

そこで県内の星仲間に問い合わせてみました。レーザーコリメーターを持ってて、貸してくれる人はいないか、と。するとありがたいことに、弘前市のKさんが提供してくれました。


  アイピースの中心から赤いレーザー光が出ます

  (クリックで拡大)
  主鏡のフタをしたところ。中心にレーザーの赤い点が写っている。

  (クリックで拡大)
  光軸調整前。斜鏡に戻ってきた光が2つに分かれてる。

  (クリックで拡大) 光軸調整前。
  アイピースから出たレーザー光がアイピースの中心に戻るようにネジを調整する。

  光軸調整で、主鏡で反射されたレーザーが中心に戻ってきた様子。

これで光軸調整が完了となるワケですが、実はも少し追い込みが必要です。

まず、レーザーコリメーターが接眼部の中心にいない、という問題があります。アイピースの固定ネジが2本なので、ネジの無い側にズレてしまいます。そしてそのため、レーザーコリメーターが斜めに付いていることになります。このため、主鏡の中心に貼られたリングシールを見ると、レーザーがシールの中心に無いことが分ります。

  (クリックで拡大)
  鏡筒の先から主鏡を見たところ。
  斜鏡の左に見えるリングシールの左にレーザー光が当っている。

このズレを確認するために、アイピースの固定ネジの向きを180°変えたところ、光軸がズレていました。つまり、光軸調整が完全にできていないということになります。レーザーコリメーターはとても便利、というか、ドブソニアン式望遠鏡には必須ということが分りましたが、これを使った光軸調整の方法には、もう一工夫が必要なことがわかりました。

  光軸調整後に月をコリメート撮影

スカイウォッチャーDOB GOTO 不具合点について2020年02月25日

2月21日の日記に書いた、スカイウォッチャーDOB GOTO WiFi の不具合点、
 1.自動導入の精度がすこぶる悪い
 2.WiFi 電波が出ていない
について、購入した店を経由して代理店に問い合わせて頂き、その返事が届きました。

1.自動導入の精度がすこぶる悪いことについて

アライメントの際に惑星を使わず、恒星だけで行うと、導入精度が上がるとのこと。
また2スターアライメントでは、60度前後離れた恒星で行うと、導入精度が上がるとのことでした。

MeadeのETX90ではそもそも惑星でアライメントできなかったのですが、SycScanでも惑星は使わない方が良いのですね。

2.WiFi 電波が出ていないことについて

メーカーから動作保証の基準は無いが、一般的に、10℃~40℃の範囲内では動作するとのこと。やはり低温環境ではWiFi電波は出ない場合があるようです。

これまで気温が低い状況(主に氷点下)で、SharpCapでライブスタックした画像を保存させたハズのものが保存されていなかったり、ノートPCが充電を開始してくれなかったりと、いろんな不具合がありました。やはりコンピューター関係のモノは、10℃以下、特に氷点下では、使用に注意が要るようです。

  Androidアプリ 「WiFi Analyzer」でWiFi電波を確認した例

小惑星による恒星食の観測(不成立)2020年02月24日

今日は久しぶりに東北地方での18時台の小惑星による恒星食が予報されてました。晴れそうだったので、近くの、新しい星見場所へ出かけてみました。

  (694) Ekard による12等星の食

今年は雪が少ないものの、人の出入りもなく、一度も除雪されてない公園には、まだ雪が積もっていました。公園下の駐車場は幸い、きれいに除雪されていました。

いつもの20cm反射望遠鏡を、方位磁針でおおよその北を確認して設置。極軸調整のできる星が出るのを待ちます。
ノートPCには、GPSレシーバーを付けて時刻の補正を行い、CMOSカメラを付けて、観測体勢OK。
やがて北極星が見えてきたので、極軸調整はOK。望遠鏡を東に向けて、目標の12等星が導入できるまで待ちます。



目標星は、うみへび座の頭とM48の中間辺りの星。


まずファインダーでかに座の四辺形を捉えました。そこからうみへび座の頭の星を捉え、そこを起点に目標星の位置を導入。空が明るいので、近くの9等星で構図を決めて暗くなるのを待ちます。


しかし残念なことに、初めは雲が無かった東空低くに薄雲が広がり、結局9等星以上の星が見えることはありませんでした。残念。


とりあえずは、空が明るい中での望遠鏡や観測機材の設置や準備、そして目標星の導入まで、一通りできたことを確認しました。経験の回数を重ねることで、現象の観測に集中できるようになりたいものです。

スカイウォッチャー DOB、昨夜の収穫2020年02月21日

昨夜は久しぶりに星夜に恵まれたので、いつもの、岩手県北部の太平洋岸にある公園へ出かけました。スカイウォッチャー DOB 12 WiFi の初遠征で、日没後から21時頃まで操作し、いろんな天体を電視観望(&撮影)することができました。その際、DOB の課題も確認できました。

まずは収穫から。
共通データ:望遠鏡 D=300mm、fl=1500mm、(F=5)、カメラ ASI183MC、Bining=4

18:50 オリオン大星雲 (Gain=350、1sec、sec、8secを加算平均コンポジット)

19:20 おうし座かに星雲 (Gain=350、4sec×15フレーム)
  Live Stack の画像保存。
  天頂に近いのでフレームが回転し、斜めになっているのが分る。

19:28 ふたご座M35 (Gain=400、15sec)
  fl=1500mmだと、星がたくさんあるだけの つまらない画像になった。

19:40 ふたご座NGC2392 (Gain=400、8sec×5フレーム)
  エスキモー星雲とのことだが、もっと拡大しないと模様が見えないみたい。

19:45 いっかくじゅう座 NGC2244 (Gain=400、15sec)
  バラ星雲の中央にある散開星団。左側がうっすら赤い。PNG 1枚モノ。

19:50 いっかくじゅう座 NGC2261 (Gain=350、15sec)
  ハッブルの変光星雲

20:00 やまねこ座 NGC2419 (Gain=400、15sec) 
 ※初
  ふたご座頭に近い、やまねこ座の球状星団(C-25)
  星が密集しているので、ガイドがズレると星団の星が消えてしまう。

20:05 かに座 M67 (Gain=400、8sec×5フレーム)
  かに座のこぢんまりした かわいい散開星団だけど、拡大するとイマイチ

20:08 かに座 NGC2775 (Gain=450、8sec×8フレーム) 
 ※初
  うみへび座の頭に近い銀河(C-48) 右側(下側)に謎の光が入り込んでいる

20:18 おおぐま座 M81 (Gain=400、8sec×4、15sec×6、コンポジット)

20:24 おおぐま座M82 (Gain=400、8sec×9)

これまでの fl=800mm反射望遠鏡でも隣り合わせがギリギリでしたが、fl=1500mm となると、銀河それぞれになってしまいます。位置関係を Guide の星図に重ねてみました。


20:40 きりん座 NGC2403 (Gain=400、15sec)
 ※初
  おおぐま座の顔の近くにある きりん座の銀河(C-7)

20:50 おおぐま座 M108 (Gain=400、15sec×5)
  PC画面で、銀河の複雑な模様が見られるとうれしい!

20:59 おおぐま座 M97 (Gain=350、15sec×5)

おおぐま座での電視観望で、薄雲があるワケでも無い(たぶん)のに、画面がやけに明るくなってきた。

  M108 と M97 のオリジナル画像

CMOSカメラに何か異常でも? 時計も21時を回ったので、終了することに。

さて、このようにスカイウォッチャー DOB GOTO の自動導入機能を使うことで、それぞれの天体を5~10分で次々と導入し、観望&撮影することができ、2時間少しの間に14個もの天体を、しかも3個は初の天体を見ることができました。自動導入、スゴイ!

と書きつつも、実は問題がありました。

1つは、自動導入の精度がすこぶる悪い、ということです。

アライメントは「1スターアライメント」でした。対象星は金星とシリウス。その状態で天体を導入させると、ファインダーの中央から視野半径の半分ほどズレた位置になってしまいます。そのほとんどが横方向? スカイウォッチャーの導入精度はこんなに悪いのでしょうか?
昔、ミードのETX-90 (fl=1250mm)を使った時は、導入精度はフツーに良く、20mmアイピース(60倍ほど)でガイドツアー機能を使ってどんどん天体を見ることができました。
しかし、スカイウォッチャーの精度では、20mmアイピース(75倍)で、視野の2~3倍ほどズレた位置になってしまい、今回は見知った天体しか見ることができませんでした。

2つめは、WiFi 電波が出ていないこと。

スカイウォッチャー DOB GOTO WiFi は、その名の通り、WiFi 電波を飛ばして、専用アプリを入れたスマホで操作や天体導入ができます。自宅でこの機能を試したときは、アプリの使い勝手に問題がありました(これについては後日)、WiFi 接続で望遠鏡の操作や天体導入ができました。ところが、この晩は、WiFi 電波がそもそも出ていません! スマホの「WiFi アナライザ」という、電波状況を確認できるアプリで確認しても、電波が全く出ていません。早速 壊れた? それとも、気温が低いと出ない? 確かにこの夜の使用環境は氷点前後の気温。

この2つの問題については、購入した代理店に問い合わせをし、返答待ちです。

スカイウォッチャーDOB お出かけ2020年02月20日

今日は久々に晴れるということで、いつもの海岸近くの公園へ出動。今回は20cm赤道儀ではなく、新しいガジェットのスカイウォッチャーDOBの出番。

車に入るか心配でしたが、ギリギリ入りました! 後部座席を倒し、まずは赤道儀を横置き。本体をそのまま入れるのではなく、鏡筒を段ボールに入れる際に使われたクッションを使用。そしてその後ろに架台。まるで測ったかのようにピッタリ収まりました。


  鏡筒を、座席を倒した後部座席の上に横置き。梱包時に使われたクッションを使用。

  後部ドアから三脚を入れる。高さはギリギリOK。
  これがもし14インチ望遠鏡だったら、車に収まらなかったと思う。

望遠鏡セットを車に収めると、他に積めるのは助手席に置ける程度のもの。結構ギューギューです。

架台をキチンと水平に設置。
方位磁針で真北に向けようとしたところ、架台円盤の上では電子機器の影響を受けるのか方位磁針の向きが変わってしまいます。そのため、架台側板の上に方位磁針を置いて、北向きに設置。
そうしてアライメントを実行。スマホのGPSアプリで経度・緯度・標高を入力。日時もスマホで入力。
スマホって便利だけど、こうなると必需品だなぁ~。



18時頃にいったん雲に覆われたものの、その後はほぼ快晴に恵まれました。



この夜は、初めてのドブソニアンの本格的な使用。たくさんの天体を見ることができましたが、望遠鏡のいくつかの問題点が見つかりました。詳しくは追って。

スカイウォッチャー DOB 調整2020年02月19日

スカイウォッチャー DOB GOTO 12、ファーストライトを済ませ、いろいろ調整が必要なことが分りました。

まずは、光軸調整。


アイピースを付けずに鏡をのぞき見ると、確かに光軸がズレていることが分ります。


そこで、主鏡を支え、光軸調整を行うネジで光軸調整することに。

  押しネジは指でも回せるが、マイナスドライバーを使うと良い。
  引きネジは手で回せるほどに大きい。

光軸調整を行うには、ピンホールで鏡をのぞき見ることのできる、光軸調整用アイピースを使用。買ったのは10年も前だろうか。初めて使うことに。



  調整前の主鏡の状況。左側にズレているのが分る。

実は私、反射望遠鏡の光軸調整を本格的に行うのは初めて。以前、10cm反射望遠鏡を見た目でおおよそ調整したことはありますが。

初め、3カ所の調整ネジをそれぞれ順番に押し引きして光軸がどっちへズレるか調べ、その後に中心調整してみた。しかし焦点距離が1500mmもあると、アイピースを覗いてズレを確認し、鏡筒の底部へ行ってネジを押し引きし、再びアイピースを覗いて、というのはとても効率が悪く、調整が全くはかどりません。

そこで、いったん3カ所のネジを同じ押し引き量にしてみました。すると光軸がほぼ中心になりました! ある程度中心にできれば、後は少しの調整だけ! こうして光軸調整ができました。

  光軸調整後の主鏡の状況。主鏡の中心にあるリング状シールが中心に来ている。

次に、使ってみて困った点の処理。
架台側板にハンドコントローラーを置くソケットがあるんですが、コレが駆動部に近すぎで、何度も入れ損なって落下する羽目に。


そこでねじ穴を開けて、ソケットの取り付け位置を外側に変更。


  ハンドコントローラー置きソケットを少し外側に。

次に、ハンドコントローラーにひっかけ紐を取り付け。アイピースの位置とハンドコントローラー ソケットの位置が少し距離があり、アイピースを覗きながらコントローラーをちょくちょく操作するには、手近な所にひっかけて置きたい。しかしコントローラーにはひっかけ紐を付ける穴はありません。かといって穴を開けるのも躊躇します。

そこで紐の端に結び目を作ってストッパーにして、コントローラーの裏蓋で挟むように。



こうしてひっかけ紐が付いたので、接眼部の近くにあるハンドルに引っかけて使うことができるようになりました。


最後に、望遠鏡始動時に鏡筒が確実に水平になるように工夫。
架台側板の鏡筒取り付け部に高度目盛りがあり、ゼロにすればほぼ水平にできます。ただ、コレを "ほぼ” ではなく、”確実に” 水平にするために、水準器を購入。工具専用ショップで2個200円の品! お買い得!!


  水準器で確実に水平に

こうして、ファーストライト時にいろいろ操作して気になった内容を対処できました。ドブソニアン操作に必要な部品類も一通り揃いました!

  左から、光軸調整用アイピース、方位磁針、鏡筒用水準器、架台用水準器
  架台に貼ってある紙テープには、”北” 方向の目印。要らないカモ。

スカイウォッチャー DOB ファーストライト2020年02月17日

今日は日中 小雨になりましたが、夕方から晴れ、幸いにも星空に恵まれました。さあ、DOB GOTO 12 のファーストライトです! もっとも雨上がりなので、お試し程度しかできませんが。


望遠鏡の台座は、直接地面へは置かず、花壇用ブロックを敷いて、その上に置きました。そして台座の上には水準器を置き、水平を確認・調整しました。

  台座のゴム脚の下にレンガ。右の水色の丸いモノは水準器。

また、鏡筒は水平にし、真北に向けます。これは方位磁針で確認しました。


地面が濡れているので、バッテリーはイスの上に置いて汚れないように。架台の向きに応じて位置を変えられるようにもしました。

さてさて、このように望遠鏡を設置し、いよいよアライメント。
モーターの駆動音は特に大きいワケではありません。ビクセンのGP赤道儀の16倍速とさほど違いません。ネットで見た ”モーター音が大きい” というのは、14~16インチだったからなのか、それともモーターが変わったのか。他に見たことが無いので分りませんが、12インチドブソニアンは問題無しです。

アライメントを終え、オリオン大星雲を導入してみました。ウィ~~~ンという心地よい音を鳴らしながら、口径30cmの巨砲がオリオン座の方向に向きます。天体導入が終了したので、20mmアイピース(fl=1500mmなので、75倍)で見ると、おぉ! オリオン大星雲の明るい部分が、その模様まで見える! さすが30cm! しかし恒星の像がおかしい。光軸がかなりズレているようだ。

  トラペジウムを、10mmアイピース(150倍)をコリメート撮影。
  光が左上へ広がった彗星状になっている。

ドブソニアン式望遠鏡は、大口径を気軽に扱える分、主鏡の抑えを緩くしているようで、光軸調整をちょくちょく行わないといけないようです。

さて、ハンドコントローラーによるアライメントと自動導入を試したので、次はパソコンを使った操作。ハンドコントローラーとパソコンをUBSケーブルで繋いで、対応ソフトであるステラナビゲーターを起動。


ステラナビゲーターの「観測」メニューにある「望遠鏡コントロール」から、メーカーを「Sky-Watcher」、望遠鏡を「DOB GOTO 8/10/12/16」を選択し、「接続」。(この機能は初めて使いました) すると画面に望遠鏡コントロールパッドが表示されます。

  ノートPCでステラナビゲーター。
  キーボードの上にはプラ板を置き、その上にトラックボールマウスを置いてます。

まずはコントロールパッドで鏡筒を上下左右に動かしました。矢印ボタンを押すと、鏡筒がウィ~~~ンと移動。おぉ!!

次に、マウスで恒星をクリック。そこで表示される「天体情報」のウィンドウにあるボタンの中の「望遠鏡導入」が使用できるようになっていて、ソレをクリックすると鏡筒が動いて導入を行います。おおお!!!

こうして無事、12インチ ドブのファーストライトが終了しました。
さぁ、明日は光軸調整など、今日気づいた点の対応だ!